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バタ臭いシンベを求めて [DAW]

夏休みに入り、DAW制作に勤しんでいる学生さんも多いと思います。ましてや秋の学祭も控え最近のDAW関連ソフトの大廉売となれば、この機会を活かして思う存分音楽制作に励む!といわんばかりの絶好のタイミングでもありましょう。

NIのKOMPLETEやArturiaの10周年モノなど、最近のDAW関連のニュースでは記憶に新しいところでありますが、この手の「おまとめセット」を大廉売するという価格破壊とも言える手法で成功を収めたのはLogicProなどが記憶に新しいワケでありまして、価格を据え置くだけが商法ではないとばかりにパソコンを伴う音楽制作において従来の保守的な価格設定というのは新たな局面に入っているのであろうと実に感慨深いモノであります。

まあ、そんな昨今KOMPLETEユーザーになられた方も多いと思いますし、ユーザー数を獲得していればそれこそ誰もが持っていて当たり前!のモノになるのは間違いはないでありましょうし、その辺のネタも絡めてブログで語って行くのも面白いのではないかと思って今回取り上げるのはシンベの音作りにおけるチョットしたエフェクトの彩りとでもいいましょうか、そんなネタを少々繰り広げてみようかな、と。


今回のタイトルにもあるように「バタ臭い」という表現は左近治は非常によく使う表現なのでありますが(笑)、バターの香りやチーズの香りをプンプン漂わせて街中歩いているのではなくてですね、私は「官能的」という意味で使うことが多いので誤解を招かなようあらためて述べておかなくてはなるまいな、と。

官能的な音、というのは私にとっては特定の周波数帯域の好みもあったりするんですが、極太ミドル!だの、ビー玉のこすれ合う音とか、ちょっぴりレゾナンスが利いた感じの音とか、まあ、色んな音が世の中には存在するもんですが、人声に例えるとすれば私が好む声は

シェリル・クロウ
賀来千香子
水川あさみ
木下優樹菜
椿鬼奴

の声なんかは私にとってとても官能的でありまして(笑)、脳幹キュンキュンくすぐられる声なワケですわ。そんな所に草笛光子さんの声なんて聴いた日にゃあ、私、何も悪いコトしていなとも土下座して謝っちゃうくらい平伏すでありましょう(笑)。先日も鬼平犯科帳に賀来千香子が出ていたんで貪り付いて見入っていた左近治でありましたっけ。


とまあ、女性の声の好みは扨置き、私の場合シンセの音作りにおいてもてめえの好みの帯域とやらを反映させなければ興味半減、となってしまうので、自分の官能的な「ツボ」を色々探りながら音に彩りを添えようと努めているのでありまして、今回はシンベを例に挙げてみよっかな、と。


扨て、LogicProに内蔵のES Mというのはとってもシンプルなシンベ音源ではありますが、結構出音は太くてですね、ムーグに迫るようなオシレーターのパワーを感じさせてくれるイイ音源なのでありますが、今回はES Mにさらに「バタ臭い」色ツヤを演出してみようかな、と。


SynBs01.jpg例えば、インストゥルメント・トラックにES Mをアサインします。

さらに、色ツヤを与えようとするポイントをパラ出しするため、Bus1のSend量を下記くらいに設定して、Bus1に送ります。

Bus1にアサインしているエフェクトはAppleのHPFとGuitarRig3のElectric Ladyであります。


まあ、チョットしたコム・フィルター効果を与えるワケですが、LFOをスタティックにすることでフランジャー特有のスウィープ感を排除しているワケでありますな。この時Bus1のアウトプットは「無し」にして、次のオグジュアリー・トラックのインプットにてBus1をアサインするのが重要なポイントであります。

SynBs02.jpgちなみにBus1にアサインしてあるAppleのHPFのパラメータは下記の通りです。

私は概ね、750Hz~3500Hzくらいに的を絞って中心周波数を弄っているのが日常的なのでありますが、その下の「Cents」というパラメータは例えば2400Centsで上下に1オクターヴずつの幅を持ったQ幅、という事を意味します。簡単に言えば、富士山の裾野の幅がどれくらいなモンなのか!?みたいなモンですな。

中心周波数が1kHzで、2400centsと設定した場合、上の裾野のキワは2kHz、下のキワは500Hzってぇコトを意味する、というコトですね。

つまるところ、先のパラメータ設定で左近治は上下2オクターヴより若干抑え目にしている設定という意図がお判りになるかと思います。


コム・フィルター効果で得られる特定の周波数が強調される音ですが、実際には低次の倍音(3次~8次)くらいの倍音というのは顕著に表れて来ると思うんですが、Q幅を狭くしすぎると強調されるポイントが場合によってはトンデモなくどギツクなっちゃったりするのでこのような設定にしているのでありますな。

更に言うと、位相の変化による遅延差というのは人間の耳の音響的な構造では2kHz以上の周波数に遅延差と感じる位相の差はアタマん中で修正されると言われております。位相差を利用して特定周波数を強調するフェイジング・タイプのエキサイターというのはまさにこの原理を利用しているのでありますな。

2kHz以上ならある程度スローなLFOで振ってもLFOそのものの動きを感じるのではなく、音質変化が時間的に変化しているように感じるセッティングも可能なのでありましょうが、Electric LadyのパラメータではLFOは止めてスタティックなセッティングにしているので、2kHz以下の周波数帯でも積極的に音質変化させようという意図があっての設定だというコトをご理解いただければな、と思います。


扨て、Bus1の出力先を「無し」にして、オグジュアリー・トラックのインプットにBus1をアサインした狙いというのは、Bus1に独立させてバス・アサインのエフェクトを掛けたいがための設定なのでありますな。

そこで、オグジュアリー・トラックにはBus2の送り量を大体画像のように設定して、Bus2にReaktorを「ステレオ」でアサインします。


遅ればせながら申しておきますと、ES Mのインストゥルメント・トラックは「モノラル」としてアサイン、Bus1もモノラル・トラックとしてアサインしている所をお見逃し無く注意していただければな、と。


まあ、この夏NI KOMPLETEの大セールということもあって一気にユーザーが増えたでありましょうから、折角ですからこの機会にReaktorのエフェクトを簡単に扱ってみましょうか。

SynBs03.jpg単純にReaktorのInstrument内にMacroメニューから「SE IV Chorus」を選択するのが最もお手軽なワケですが(笑)、このコーラスのマクロは非常に良く出来たコーラスの効果でして、私は結構好きであります(笑)。

ま、こうしてマクロから簡単に選んできたコーラスのパラメータは下記のようにして、Bus1の元々の帯域制限させた音に若干の揺らぎを備えさせた、というセッティングになるワケです。

SynBs04.jpgシリーズに噛ませたエフェクトとは違って、LFOのうごめきとやらをそれほど意識することなくステレオ・イメージ構築に一役買っているのは、Bus1トラックが元々帯域制限している(低域がカットされている)という所が最大のポイントなんですが、先ほどの位相差による音質変化の話題でも触れたように、もしここで帯域制限している下限が2kHz以上であれば、さらにLFO感は低いものとして「うすーく」さりげなく、そして効果はキチンと得られるような音として出て来るでありましょう。


今回のセッティングは、愚直に単独の音源だけを弄るのではなく、中高域の帯域を活用しながら色ツヤを演出させて、少々アメリカンなバタ臭さを備えてみた、という一例です。


これらの音をひとまとめにトラックにして、そこでアンプ・モデリングやら若干の歪み系エフェクトを付加して、音質に「歪み感」として認識できない程度に電気的な歪みを付加させた後段でトランジェント系エフェクトを通すと、さらにオイシイ音にも応用かのうであります。

まあ、バリ取って、目の異なるヤスリかけて、最後にバフがけ、みたいな(笑)。

夏場なのに、地肌の色も忘れるくらい手ェ掛けすぎるとファンデーションの色選びすら杜撰になってしまいがちですよ(笑)。首から上真っ白けっけだったりとか(笑)、そんな顔で蛍光灯の照明で夜の室内で写真撮った日にゃあ、目も当てられないほど、ドドメ色と黄色人種の独特の地の色と、化学的な色の反射によってトンデモない顔に映ってしまうという悲劇に陥るヒトは多いコトでありましょう(笑)。そういうシチュエーションにおいて白人女性と一緒に写真に収まると、これまた第二の悲劇を生むワケでありますな(笑)。

「自分の追い求めていた美白」とは全くの幻想であることに気付くワケですよ(笑)。


生っぽい艶やかさと、色んなシチュエーションにおいても(どんな光源でも)対応できるメイクとファンデショーンと己を知る、というコトが重要でありまして、よかれと思って手ェ施しても、全然色艶とは別モンの音が出てきちゃった!というのがシンベの音作りだと形容しているのだと思っていただければ幸いです。

アナタの顔にサンドペーパーやバフ掛けしろ、と言っているのではありませんよ(笑)。ヤスリ入れる前にメス入れろってか(笑)。

まあ、そんな所で地団駄踏んでも仕方ないので、元の特徴を把握しつつ、絶妙のポイントというのはどんなモノにもありましてですね、制限をかけた小細工で大きな演出や効果を生もうという狙いがあるワケなんですよ、コレが。




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