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Let us pray [Apple]

JOBS_Steve.jpgスティーヴ・ジョブズ氏がお亡くなりになりました。ご冥福をお祈り申し上げます。安らかにお眠りください。ジョブズ氏のような新たな稀代のイノベーターの到来とはいつになるのだろう!?それほどまでにこの方が有している「イメージ」の具現化は素晴らしいものだったと思います。

嘗てウィル・リーがジャコ・パストリアス(両者共にベーシスト)を評する時最大のリスペクトとして

「バードランドに見られるようなあの人工ハーモニクスのプレイって、きっと宇宙人がジャコにそっと耳打ちしたものなのさ」


アメリカ人ってこういうジョークが好きですよね。類稀な才能、それがあまりに超越している時の最大の賞賛ってこういう表現になるもんです。


私がMacを初めて目にしたのはIIcxで稼動するMark of the UnicornのPerformerのデモをとある会場で見た時。LaserWriterでPostScript出力されるレーザー・プリンタによるFinaleによるデモ。音楽界ではまだまだQX7の打ち込みが主流でSBX-80やらとにかくSMPTEの時代の頃でした。そんな私の初MacはIIciだったワケですが、ご承知の通りこの時代のAppleというのはジョブズはその場を終われ実際にはジョブズの「芽胞」に乗っかって砂糖水屋さんがお売りになっていた頃なワケです。

キヤノンの01ショップにひとたび足を運べばジョブズのNeXTがあったりした時代でしたが、いずれにしてもジョブズの「それ」に乗っかってビジネスが出来たというワケでして、彼の尊大なイメージは、彼がお亡くなりになろうともその強大なイメージを共有してAppleはさらに推進していくのでありましょう。つまり01ショップの頃を思えば、やはりAppleの持つインターフェースというとても強い牽引力によって支えられているものであり、今後のAppleもやはりそうした牽引力によってマルチ・タッチ・ジェスチャーという特許で安泰になっているものなのだと思うと何馬身リードをしているのだろう!?と思わんばかりです。

そんな私は今、11月に発売予定のWalter Isacson著のI,II巻は既に予約しております。


どんな凡人であろうとも自分自身が楽な動作や操作形態というものは熟知しているはずで、それこそ「汚屋敷」に生活する物との触れ合いや距離感というものも「インターフェース」とも呼べるにふさわしいのかもしれませんが、時として人間が獲得した多くの「ポピュレーション・ステレオタイプ」というのは言葉の通り、いつしかそういう操作形態が「保守的」になってしまうことで進化が鈍化することが往々にしてあるワケです。車だってミッション車の時代だったものがいつしかほとんどがAT車となってしまってから、人間は注意力が弛緩してしまっているかのように、それまででは考えられないようなケアレス・ミスが重大事故に繋がっている事例を多く目の当たりにするようになりました。

ある意味、そうした操作形態の次なる進化というのは、過失を起こしてしまうような人の行動や、健常者ではないハンディキャップスの方々とか、10歳に満たない子供の動作とかそういう所に多くのヒントがあると思うわけで、ジョブズという氏の「イメージ」というのはそういう所をも見逃さないような、どんな人にでも苦労を伴わずに自転車を操るようにしてみせるといわんばかりの発想力が人々を惹き付けるのでありましょう。

Appleという会社に身を置く人は、より強くジョブズのイメージを共有していることでありましょう。また、こういう強固なイメージも数十年、数百年という時を経た時に、その都度到来する「子供たちの発想」にヒントがあるのだと、つまり旧来の体系に固執することがないようにするためにもAppleはそれを強く意識している会社だということをまざまざと感じてきた左近治でありまして、パソコンの前に居ることすらも嫌悪していた私がいつしかこういう「便利さ」を手に入れたことができたのは大きな喜びなワケです。

子供の抱くイメージを時には親が注意してきちんとした「体系」を教えることが実際にはこちらが重要ですが、持っていてもよかろう子供独特の発想をも取り上げてしまうようなことのない社会に育つ「芽胞」への拒否反応が今の大衆社会では消失して認知されるようになった。それがジョブズの最大の貢献であり、Appleの凄さだとあらためて痛感させられる所です。

強烈なイノベーターの芽胞へジョブズは命を宿したのでありましょう。こういう死を迎える人って本当に一握りだと思うんですな。それこそウィル・リーの言葉じゃないけれど、今までジョブズに耳打ちしていたのは誰だったのだろう!?と考えさせられる感慨深いモノです。ジョブズから耳打ちされた人も亦、幸せなわけですな。


Let us pray.


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