So-net無料ブログ作成
検索選択

調域の墨痕 [楽理]

 別にズッコン墨痕♪とか言いたいワケじゃなくてですね、例えばレッド・ツェッペリンのドラマー故ジョン・ボーナム(=ボンゾ)の「The Crunge」(アルバム「聖なる館」収録)のドラミングなどとても顕著ですが、ボンゾのグルーヴのそれは、拍節に対して図太い墨痕淋漓としたような隆々としたグルーヴでグイグイ引っ張る事に加えて独特のノリがあるため、8/9拍子(拍節感としては2/4+3/8+1/4拍子)という拍子ですら変拍子感を想起させぬほどの、まるで4拍子に吸い込まれてしまったかのように図太い墨痕は拍節感をも払拭してしまう程の個性の強いノリ。こういう個性的なプレイというのはとても目を見張るモノがあります。酔っぱらいが千鳥足で転びそうで転ばないという感じにも似ているかもしれませんが、下手な人には表現できず、愚直なまでに奏でる人でも再現不可能な素晴らしい人間業と呼ぶべきプレイの最たる例のひとつではないかと思います。
TheCrunge_Drums.jpg

 ※ブログの初回アップ時にはかねてから私はこのドラム・リフはスネアはツーバスに依るスナッピーの共鳴でしかなく16分音符が5回繋がるキック音だと思っていたのですが、どうもロー・ピッチ・スネアのゴースト・ノートだというコトが判明したので譜例を手直ししておきました。


続きを読む