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『習作II』/カールハインツ・シュトックハウゼンの音律 [楽理]

 2014年に入りNHKのEテレでは坂本龍一に依るschola音楽の学校「電子音楽」編が新たにスタートした事は記憶に新しい處ですが、このブログ記事の投稿時点では2回の放送を終えた處であります。そこで気付いた事を少し語ることに。


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音のパレイドリア [楽理]

 倍音列で高次な方向に耳を傾けるとあらためてその音竝びの複雑さを感じ取る事が出来るのですが、文章だけで考えると更に難しい音の脈であるのは推察に及ぶ事でありましょう。處が、そんな複雑且つ広い「相」の空間とやらを単純に「縮小」して見渡してしまうのが「減五度変換」という見渡し《つまり是は半オクターヴという見渡し》で半音階的情緒を連れて来ようとするものであります。減五度というのは先の例で言えばハ長調におけるfis音の出現を意味することでありまして、完全五度音程という共鳴の姿を減五度変換するとどうしてメリットがあるのか!?そこに先ず興味を向けて欲しいのです。


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ヘプタトニック跳越の欲求 [楽理]

 注目すべきは、所謂8つ目の階名として生ずる長音階の半オクターヴ部の音《ハ長調ならばfis音への脈》は、属調の導音であるため近親的な音ではあるのです。この音を近親的な調性を利用して使うならば、fis音の脈は仰々しく使えるでしょうが、五度音程の協和的な共鳴の累乗で発展可能なその後の調性外の音というのは實は近い様で遠い脈でもあります。それは最も近しい隣接する調域であるfis音があまりに存在感を強くしているのでその後の脈が稀薄になるのと同様です。


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