So-net無料ブログ作成

主体と客体 [楽理]

 扨て茲の處、半音階どころが微分音迄も視野に入れるかと思いきや、純正律にて生じる単純な整数比に伴う音程や調性やらにも目を向けているのがお判りかと思いますが、これはひとたび不協和という難しく響く音に対してきちんとした前提となる理解がなければ、音楽そのものに耽溺する自身の行為すら貶める事にもなるので語っているのであります。難しい音など理解できないがために簡単な音程比に耳傾けてその魅力を小難しく語れば、簡単な音を難しく語ることはシュトックハウゼンが習作IIにて導入する直線平均律法の脈と大した差は無く、向く先は結局同じになるのです。しかし、それをきちんと咀嚼できなければ消化不良を起こすのは自明の事でありまして、こうした立ち居振る舞いに気付かずに自身の欲求任せだけで物事を推し量ろうとするのは如何なものかと思うことしきり。


続きを読む



共通テーマ:音楽