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今昔ポリ・コード論 [楽理]

 扨て、今回はTwitterの方でも呟いていた事なのですが、とりあえず「九の和音」についてもう少し語っておこうと思い、所謂ポリ・コードの類を述べていこうかと思います。


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懸崖を均す [楽理]

 扨て、投影法に関して続きを語る事にしますが、つまり、私が示したサンプル曲は、コード一発という類の物ではないものの、実際には2コード・パターンの循環のシンプルな物であり、特にその静的な和音進行の歴時のある程度の長さ(今回は2小節)を伴っている状況を、コード進行の稀薄な、モーダルな状況と解釈すれば、自ずと原調の音組織とは異なる脈を引き連れて来ようとする狙いがあっての事だという意図を今一度念頭に置いてもらわなければ困ります。
ak12.jpg



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投影法と転がり勾配の使い分け [楽理]

 先のex.4の投影法はあくまでもチャーチ・モードのみを取り扱っているもので、他のヘプタトニックに於ても投影法の適用は該当します。そういう意味では普く存在するその他の非チャーチ・モード体系のヘプタトニック組織という物は、その音階の原形と共に七種類のモードと、更には鏡像関係、つまり投影法を同時に知っておかなくてはならないとも思います。そうした非チャーチ・モードのヘプタトニック組織に依る投影法の例もパーシケッティ著『20世紀の和声法』には掲載されているので、御存知無い方は手に取って確認していただければ幸いです。
AtchieKotch_Solo2014ex4.jpg



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「静的」である事と「動的」である事の違い 〈和音進行〉 [楽理]

 扨て、多少なりとも楽理的知識を備えている者は、機能和声の側に在る和声進行というものをごく普通に受け止めていると思うので少なくとも次の様な、

 「先行和音の根音を後続和音の上音(=倍音)に取り込む」

 という型の和声進行に於ては最早説明が要らない程普く遭遇していると思います。ジャズやポピュラー音楽で目の当たりにするのは、西洋音楽での和声法の様な厳格な禁則が途端に適用されていない例を数多く確認してしまう事で、そうした不文律を深い理解の無い儘に受け止めてしまわざるを得ない状況に陥っている人が大多数ではないかと思います。


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ジャズに見るテトラコルド組織 (可動音・中心音・核音) [楽理]

 扨て、ジャズを背景に色々と語って来ました。ブルーノートの発現というのは前回までで凡その事は理解できたかと思います。また、ブルーノートがその後ジャズという音楽に対して多様性を齎したか!?という事は私が今説明する必要も無い事でしょう。少なくとも半音階を網羅する音の組織と「硬い和音の響き」というのが特徴的なのでありますが、そんな多様で複雑な音組織とやらもひとたび繙いてみると意外な事実が浮かび上がって来て理解を更に深めたりするものです。


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ブルーノートを下支え [楽理]

 先の続きとなりますが、「ミニマル」的な少ない音群・・・というクダリは覚えていただいていらっしゃるとは思いますが、先ずはこの言葉の意図を今一度語っておこうと思います。


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和声の転がり勾配 [楽理]

 扨て、四度進行という「動的」な進行とは何だったのか!?という事をもう一度踏まえてみる事にします。奇しくもジャズ界隈ならばツー・ファイヴ進行という事で周知されておりますが、何故これが「動的」なのかという事があまりに普遍的過ぎてこの進行による調的な雰囲気の演出を知らない人は意外にも多かったりします。それでは次のex.1の図を見てもらう事にしましょう。


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ブルーノートの可動的変化を再考する [楽理]

 扨て、折角マイケル・ブレッカーの四分音運指やらジャズ方面の事を語っているので、パーシケッティの「投影法」を語るのは、まだまだ唐突な印象を抱きかねないだろうという配慮から、ハービー・ハンコック、ミシェル・ンデゲオチェロ、チック・コリア等の投影法についてはもう少し順を追ってから語る事に。無論今回の話題も無関係ではなく、ヒンデミット、箕作秋吉、小泉文夫、柴田南雄諸氏も絡んで来ます。とはいえそれ以前に、もう少しジャズの側面を掘り下げてからではないといけないので今回はブルーノートとやらを今一度確認しつつ話題を進める事に。


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