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短9度音程跳躍と和音6度進行の妙味 [楽理]

 今回のブログ記事タイトルは、パッと見ると日常的にありふれていそうで能々考えると実はそうでもないという事に気付かされるかと思うのですが、まあ6度或いは3度進行というのは然程レア・ケースとも言えませんが、所謂機能和声でガチガチになってしまっている人からすれば、そうした進行も異端であり、ましてや短九度の線の書き方など間違いなく「×」を食らう類の物ですから、そうした界隈にある人達の日常からすれば異端な世界であろうとは思います。


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サザエさんに見る不思議な「転調」 [楽理]

 扨て今回は長寿TVアニメ番組「サザエさん」について語る事に。その不思議な「転調」とやらは、TVアニメ用のオープニング・テーマとして用いられている独得の編集に依って「仕方なく」処理されている物であるという事をあらかじめ述べておかなければならず、制作サイドからすれば転調という意図は全く無い筈でありましょう。孰れにしても苦肉の策であった事は疑いの無い所であり、そうした不思議な転調という側面を語る事にします。


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微分音の「訛り」 [楽理]

NEO_GEO.jpg 折角微分音の話題を語って来ていた所なので、Twitter上の方でも呟いておりました坂本龍一のアルバムに収録されている曲での微分音の用例をあらためて取上げておこうと思い、今回こうして別記事にて語る事にしたのですが、今回取上げる微分音使用例の曲は、過去に語った事もある「夜のガスパール」ではなく、アルバム『NEO GEO』収録の「Free Trading」という曲であります。


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マイルス・デイヴィスに見る微分音(四分音)の取扱 [楽理]

 不定期乍ら私のブログでは微分音を喧《かまびす》しい程に取り挙げるので、何を今更という風にお感じになる方も居られるかもしれません。とはいえ、微分音という音組織に不馴れな人は少なくないでしょうし、その様な音世界が実社会にて多くの作品があろうとも、微分音のそれと言われない限り己の独力で遭遇するのは難しい事であるのが実際でありましょう。

 なにしろ今回は、ジャズ界の帝王マイルス・デイヴィスを取上げる訳ですから私もきっと天国から睥睨されているのでしょうが、そんな事で萎縮する様な私ではありません。


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オルタレーションから堪える長属九の和音 [楽理]

 扨て今回のテーマは長属九の和音を取上げる事になるのですが、つまりは属七(=ドミナント7th)コードに長九度が附与されている和音をトコトン重視するという観点から今回の様なブログ記事のタイトルとした訳です。つまり、9度音のオルタレーションが邪魔な訳ですね。


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特殊な和音外音の想起 [楽理]

 扨て今回は、和音構成音である第11度音の特殊な用例を取扱ってみようかと思います。今回のこうした意図は、先にもメロディック・マイナー・モードのⅣ度上の六声の和音(長属九+増11度)に通底している事でもあるのですが、所謂ジャズ/ポピュラー音楽方面での11度音の取扱というのは、閉塞した所があるので、そうした制限から更に歩を進めた内容にして語る所にあるのです。


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