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ジャズ・ロック系にご執心 [制作裏舞台]




ココん所の左近治は、DAW環境周りがようやく整備されたこともあり制作に一際勤しんでいたワケでありますが、やはりアレですね。インストールやらバックアップやらに時間を割かれてしまって本来の作業が進まないパソコンの作業というのは本当にツライものでありまして(笑)、こーゆー局面から解放されると実に心地良く没頭できるモンですわ(笑)。

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すっかりご無沙汰 [制作裏舞台]




いんやぁ~、すっかりブログ更新が出来ずにおりました!

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スタンリー・クラークの打ち込みを終えて [制作裏舞台]

扨て、先にもチラッと触れたスタンリー・クラークではありますが、左近治がベースを始めた頃というのは時代背景、身内や親類の影響もあってスタンリー・クラークとジャコ・パストリアスというのは神懸かり的扱い(今でもそうですが)で、雑誌でもあちこちで特集組まれていたモノでした。そういう時代だったから私は感化されたというワケではなく、ベースばかりに耳を注力させなくとも楽理的側面においても非常に高度な音楽においてベースという在り方とフレージングのセンスを感じさせるベーシスト達でありまして、そんな所に魅了されたワケであります。

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レニー・ホワイト 「Universal Love」 [制作裏舞台]

現在左近治が手掛けているのは、エグいベースをブリブリ言わせるタイプの音を色々振り返ってみて、レニー・ホワイトの「The Advernture of Astral Pirates」収録の「Universal Love」を作っております。

この手のアンサンブルとなると、当時のAORやクロスオーバー・シーンにおいては本当にクロスオーバー・ブームを振り返ることができます。

今の若い人達からすれば、日本でこんなムーヴメントがあったんだ、と驚かれるかもしれませんが1978年〜80年直前くらいまでは結構なクロスオーバー・ブームだったんですぜ。

芳野藤丸やAB'sが好きな方ならこのアルバムもご存知の方も居るとは思いますが、まあ、ああいう感じのアンサンブルを連想していただければな、と。

このアルバムの前作となると、私の知る限りでは「Big City」となります。1曲目は有名なジングル、アメリカ横断ウルトラクイズの罰ゲームシーンにさんざん使われたアレ。アルバムタイトル曲の「Big City」ですね。リリコンなんてコレで初めて知りました(実物は見てなかったけど)。「Big City」のイイのは曲終盤のローズ・ソロなんですけどね。

「Pyramid」という曲では、おそらくマーカス・ミラー最年少のレコーディングだと思われる演奏があったりしますが、実はこの「Pyramid」も「The Adventure of Astral Pirates」にも収録されているんですね。こちらはマーカス君じゃありませんけどね(笑)。

イナタさも残しつつソフィスティケイトされてくるファンクの世界の変遷と言いましょうか、こういう、デジタルの音に毒に冒されることのない変遷期の曲って結構味わい深いものがあるんですね。

とはいえ、色んな方面で新たな試みや実験的な音が試されていて、ゴッタ煮状態でもある反面、ゴッテゴテしすぎない音の在り方のそれが絶妙なモンドな彩りがあったりするんで、70年代末期〜80年代アタマというのは興味深い音が多いワケです。

リリース時にでも詳しく語りますので、今回はこの辺で。
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着うたファイル重要なおしらせ [制作裏舞台]

6月13日にリリース予定の着うたファイルは計6曲。

いずれも悟生楽横町からのリリースなのですが、その内の1曲「Sonic Boom」は、一部のau用のファイルは非常に音質劣化が激しいので、データサイズが130kbのものをダウンロードせざるを得ない端末をお持ちの方はご注意ください。

音質劣化の原因は色々ありますが、最大の要因はビットレートが低いこと。

今までもこのビットレートで変換して他の曲では問題はない程度でしたが、曲のアンサンブル(特にドラムの細かい符割やその周波数特性)、そのような要因が重なりプリエコーと呼ばれる音量差が激しい時に出現する可能性が高まってしまう悪しき音が通常よりも極めて多いのです。

他のauファイルはそれほど目立つことなく再生されます。ステレオファイルなら通常のリリースしている曲のように問題はないと思います。

ドコモ端末においてはビットレートは低いものがあるものの、このような症状は全く起きておりませんのでご安心ください。


この曲のドラムのオカズ類やら、他のアンサンブルとのバランス、アンサンブル全体の周波数特性(スペクトラム構造)、曲のテンポやらが、コーデックの持つアルゴリズムとどうしても相性が悪かったのでしょう。

ただ、変換前には130kbデータ用に特別な処理をして抑制したものの、それでも感度の悪いAMラジオで聴いているような音になってしまっていると思います。処理を施さなければ正直もっと酷かったのであります。

このような音になってしまうのは、変換前のPCMオーディオファイルに若干の音圧稼ぎで用いたマルチバンド・リミッター(L3)で、本来なら減衰してもよかろう高域のソースのダイナミクスを稼ぐために少々均一化してしまって、数ミリあるいは数十ミリ秒ごとに音の間引きを行うコーデックのアルゴリズムがデータ圧縮のためには仕方なく音質劣化にさせてしまうということが原因です。

もちろん当該ファイル用にはこのような音圧稼ぎをすることなく他のファイルと著しい音質変化が起こらないように別ミックスにして変換したのですが、ドラムの音をかなり際立たせ、ドラムキットの一部に用いているエフェクトのキャラクターとの相性がネガティヴな方面で出てしまったのでありましょう。

対象となる端末はおそらく少ないとは思うのですが、一度聴いてみてお試しください。

仮に高域を「ほぼ」ロスさせて変換しても、今回のこの曲とコーデックの相性は芳しくありませんでした。

非常に低いデータサイズの着うたファイルしかダウンロードできないという一部の端末は非常に少ないと思うのですが、念のためにお知らせしておこうと思った次第です。

普通に問題なく聴ける他の端末用のファイルこそが意図している音なんですが、こればかりは本当に難しいものであります。

「特定端末に問題があるならリリースしなければいいじゃん」と思われるかもしれませんが、ビットレートに差はあれど、その曲をリリースするには規定の端末をまんべんなく網羅してリリースすることが決まりとなっているので、「今回はこの端末用のファイルは用意せずにリリースしました」ってことができないのです(笑)。


そういう訳ですので、リリース曲をあらためて紹介することに。


「未来講師めぐるBGM」が計3曲。今回のその内2曲分は、いわゆる番組のテーマ曲のバリエーションのBGMたち。非常に味わいがあって、番組冒頭のテーマ曲よりも私は好きなのですが(笑)、もうひとつのBGMは「未来講師めぐる」にあっては珍しい「マジ曲」といいますか、バカラック風なピアノバラードの曲ですね。

さらには「Plastic Bamboo」の原曲オリジナルに近いアレンジの続き。

それと、EFXシリーズでエレクトロな「うがい」っぽいSE(笑)。口ん中のピチャピチャ感もきちんと演出されております(笑)。スネークマンショーを思い出してくれると幸いです(笑)。その昔、学校のメシ時の校内放送で流して担任から怒られた左近治。生徒達は皆賛同してくれたんですけどねー。

さて、もうひとつの「Sonic Boom」。まさかauの特定端末で今回のような症状が起こるとは思いもよりませんでしたが、とりあえずこの曲の特長はなんと言っても村上ポン太秀一のドラミングでありまして、今回こだわったのは「抜けの良い心地良いスネア」。

もちろんスネアのロール時のスナッピーの鳴り、打点の微妙な違いやらチューニングのコントロール、ロール時には埋もれないような心地良いシズル感、などこだわりました。ヴィニー・カリウタやスティーヴ・スミスの音を参考にしたんですけどね。

このシズル感を演出するためのEQセッティングやら音圧確保、それらに伴うハット類の音や、僅かにまざるオーバーヘッド類のアンビエンス部の音が混ざること、それによりアンサンブル構成の他の楽器とのバランスで高域にエネルギーのあるソースがドラム類に偏る。加えて、目まぐるしくリズミックなのでデータ圧縮させるための検出時間(数十ミリ秒の世界)の量子化アルゴリズムが低ビットレートだと余計に他の帯域に干渉して劣化してしまったんでしょうなあ。

渡辺香津美のAメロのギターにも影響が及ぶのは、高域バランス(EQではなくアンサンブル的な構成)とメロディの中域はコーデックから見れば別の処理をするはずですが、ギターの音そのものの高域レスポンスが伸びているのもあって、スネアやハット類のコンプのスレッショルドを幾分キツくしたセッティングだとマスター出力時にマルチバンドリミッター系のセッティングとが圧縮アルゴリズムとかち合うというワケです。全体的に音圧を稼いでいるのは普段の他の曲の方が強いんですが、これもアンサンブル構成の妙なんでしょう。

まあ、スネアやハットのシズル感を演出したいがために少々深くかけたコンプのセッティングが音量差を均一化させてしまったことで常に耳に付きやすく、圧縮させる部位はココだ!とばかりに圧縮アルゴリズムがそこに過剰に利いてしまうというワケです、簡単に言えば。

それを回避するのに色んなミックスをこれ用に試したんですけどねえ・・・。

ただ、問題のないファイルは心地よく曲を聴いてもらえるのではないかと思います。ドラム類のみならず打ち込みはトコトンこだわりました。

まあ、この曲で非常に感心した部分は、ドラムの「調律」とも呼べるほどの曲に合わせたチューニング。もちろん曲の調性は一定ではなくモードチェンジが多いものの、共通する音やらを加味した上できちんとチューニングされていて、局面におけるコードの構成音に沿った音をきちんと叩いて演出しているという点。つまり「歌心」あるドラムが原曲の姿。故トニー・ウィリアムスのチューニングも「調律」と呼べるくらいのものでしたけどね。あらためて驚かされました。

そんなわけでドラムのチューニング、タム類のセッティングやらは音作りや打ち込み以前にもかなり注力しました。

ドラムのタム類は全部で5つ。しかし6種類の音が鳴るようにしています。

ハイタム、ミッドタム、ロータム、フロアタム、HHの左側に低めのロータム、と。右手側のロータムは2種類の音が鳴るようにしています。それは!?

例えばドラムチューニングの基本ですが、チューニングを「調律」するかのように均一なセッティングにするためには、以前にもブログで述べましたが、ヘッドの中心をハンコ捺印するくらいの力で押さえ込んで軽くミュートします。

んで、ヘッドを時計盤とみなして、チューニングボルトを時間だと想定して、ヘッドのキワから1インチほど内側を、軽く押さえ込んだ指はそのままでスティックで軽くそのキワ部を叩きます。時計の時間の文字部分を叩いているようなモンですね。

ここで注意が必要なのはキワを叩くのはどこでもイイというワケではなく、チューニングボルトを時間と見立てて、そこから中心に向けた延長線上のキワ部分ということです。あるボルトとボルトの間のキワ叩いてもダメってこってす。

で、そうして音を揃えるワケですが、時には時計で例えるなら11時から1時の範囲のボルトだけ全音(=2半音)分緩めたりして、打点を変えることで音程差を生じさせたりします。例えばG音に合わせたらそこだけF音にしたりとかという意味です。実際にはG音の部分音も鳴ってはいますけどね。

ただ、スネアの場合はこういうことをせずにキッチリ揃えた方がよくて、叩く強さで出ている部分音の分布やバランスを調節して叩くという意識の方がスネアにはよろしいでしょう。タム類の場合は特にボトムヘッドが曖昧だと不協和でブーミーな鳴りがウザイほど鳴りますんで、注意が必要なワケです(笑)。

で、私はそうしてロータムのひとつにそういう工夫を施して(サンプラーで)今回の曲を作っているというワケです。単純にベロシティーレイヤー組んだとかそういうアレでもないんですけどね(笑)。音源はヒミツです(笑)。近年なぜか人気のあるBFD2でもありません(笑)。あれより秀でたサンプルはいくらでもあります(笑)。「調律」レベルのサンプルってこってす(笑)。NIでもADでもありませんよ、と。

とまあ、ドラム関係はこの辺にするとして、「Sonic Boom」で驚かされたのは、坂本龍一のアコピ(さらにポリシンセとモノシンセ)と益田幹夫ローズという両者の音域のバランスが非常に計算されているアレンジの妙味をあらためてスゴイと痛感しました。それにしても坂本龍一のこの曲におけるアコピはNastyですね(笑)。

まあ、これの続編も用意しているのでそれに関しては追々語ろうかな、と(笑)。

とりあえず今回の「Sonic Boom」で得た教訓は、マルチバンド「音圧稼ぎ系」リミッターは魔法の道具ではない、というこってす(笑)。

帯域バランスやらのセッティング、或いはドラムの音作りそのものから変えなくてはならないほど、たかだか2ミックスのそんなリミッターのせいで妥協をしたくはないのに、結局は低ビットレート(それも著しく低いビットレート)が犠牲になってしまうというジレンマ。これは実に歯がゆいものでした。

作った私がこうなんだから、対象となる人が買ってくれるワケねえっての(笑)。それらをも包括するような、ザッパのアルバムタイトルのような「One Size Fits All」じゃあありませんけど、このキャラクターを活かしたままのミックスは見つけられませんでした。ドラムキット部のみRIAAカーブの反比例セッティングやらも試してみたんですけどね。それに緩いHPFを低域からかけてみたり。正直悔しいのであります(笑)。呼び水となっているのはスネアなんですけどね(笑)。でも、このスネアをフツーのスネアのサンプルに置き換えたんじゃ、ロールのシズル感なんて全然出ないんですよ(笑)。ロールの粒立ちや音価、音色キャラクターとスナッピーの鳴りというのは低ビットレートにおいては鬼門なのだなあとあらためて痛感しました。

ほとんどの人は問題無いと思いますが、対象となる人がいる以上はアナウンスしておくべきかな、と思いまして今回のこのような記事になったというワケです。

せめて1ファイルが1MBくらい(本来ならこのような障壁すらなくなってほしい)に出来れば音質は相当確保できるんですが今回の130kBの方々には本当に申し訳なく思っております。尺41秒強なので、一体どれほどのビットレートなのか知りたい方は各自計算してみてください(笑)。裏事情を赤裸々に語れない部分もあるので御容赦を(笑)。全部が全部130kBじゃないですよ。他の端末用はもっと確保されています。
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軍靴の足音? [制作裏舞台]

iPhoneの足音が聞こえて来そうな予感ですが、暗雲立ち込める中梅雨前線すら吹き飛ばすような驚きがあるのでしょうか?

それにしても気象庁。いくら異常気象が関連していて判断に苦しむファクターが多いにせよ、正直今年の梅雨はGW前に始まっていたようなモンでしょ。「梅雨」という規定には該当しないにしても春雨と梅雨が合体してしまったような今年。

あまりに早々とアナウンスして混乱させたくないでしょうし、株価にすら影響する、と(笑)。株屋は日和見なのだからお天気を気にしてナンボ。市場の顔色伺う前に目先の天候受け入れろ、と。

自国民からアレコレ税搾取する前に、黄砂や酸性雨などの公害補償中国に要求するわけでもなく金ブン取れず、狂牛病の喧騒では対応厳しく、中国産のメタミドホスには指くわえて傍観。壁の外から穴掘られて油抜き取られてりゃ世話ねえっての(笑)。米軍ですら掲げております「継続こそ力」。

付け焼刃、日和見という姿勢が柱はシロアリに食い尽くされたように脆いモノにするのと同じように中身スカスカ。仮に初見がスカスカに見えても続けていって強固にするんだぞ、と。コンクリだって最初はドロドロだぞ、と。

iPhoneの足音が軍靴に聞こえる関係者もおられるとは思うんですが、iPhone参入してもKクリ自体はマイナス要素はそれほど悪影響はないかと私自身は思っております。iTunes Storeの状況によってはそちらで展開するような可能性だってあるかもしれません。日本の携帯端末がAppleのライセンスを使うというまでに浸透すればKクリどころか殆どのケータイコンテンツはそちらになびくでしょうしね。

BTW、左近治はKクリの中では結構活動期間は長い方だと思います。自分自身「よくまあここまでやってこれたなあ」と実感するのでありますが、別に引退宣言しているのではないですよ(笑)。当初はここまでやるとは思ってはいなかったのでありまして、意外にもそういうスタンスで居られることこそが長く続けられるファクターのひとつなのだなとあらためて痛感しているワケですね。

着メロ全盛期の頃と比較すれば確かに減少はしているかもしれませんが、それでもやっぱり続けてナンボなんですな。

Kクリやっていることをカミングアウトしている私の周囲の人間からは、ここ数年半ばからかい気味に「着メロなんか作って儲かってるの?」と、よ~く訊かれます(笑)。

それこそKクリ始める前に私が運営スタッフの方々に訊ねた言葉とほぼ同じ(笑)。

当時は、

「コンテンツにもよりますが、PCくらいは買えますよ♪」

と言われたモンですが、実際は・・・!?


永くやっているのが功を奏しているのかPCどころか車くらい買えます(笑)。家くらい買える人だって居てもおかしくないと思います。これもひとえにご利用いただいているお客様のお陰です。

私の提供するマニアックなコンテンツでこれくらいなのですからもっと売れている方は推して知るべし。

これまで私が月間ダウンロード1位になった曲は、浜崎あゆみの歌っていたサントリーのBOSSのCMのみ(笑)。実績面では表立たないマニアックなコンテンツでも実際はこういうモノだということがお判りになっていただければな、と。音楽面で例えればWavesの高価なプラグインバンドルやらTDM導入なんて普通に視野に入って余裕でお釣りが来るのではないかと(笑)。中には事業者レベルの売り上げ目指して鼻息荒く制作に挑む方もいるかもしれませんが、やはり作り手と事業者は全然違います(笑)。

やっぱり、継続こそ力なんだなあとあらためて実感するのでありますな。

どこで見聞きしたのか知りませんが、面白おかしく他人の芝覗き込んでみては「意外な回答」に言葉を失ってしまう、と。「ホントは言いたいコトあったんだろ?」と茶化す左近治(笑)。

そういうお金を手にするためには、いくら制作者のワガママ貫こうともお客様あってのことですし、その辺りのバランスを考慮しつつ常に一定量以上のコンテンツを作り続けるというのは結構パワーを要するもので、自分の好きなコンテンツばかりやっていたら途中で脱落してしまっただろうなとあらためて痛感するわけですよ。中にはもっと儲けられると思っていて現実にガッカリしている人だっているかもしれませんが続けてナンボなんですよ。貯金コツコツ貯めるようなモンです。

着メロ・着うたに限らず、浪費を少なくして貯めこめばどんな世界にも言えることですけどね。あらためてお客様に感謝の気持ちでいっぱいになります。

子供のケータイ代、月額にしてみたら子供はピンと来ないかもしれませんが、年額にしてみたらかなりの額に到達するワケで、「年間何十万のお金」と「ケータイ1年使って得られる価値」をお子様に考えさせるというのも手ではないかと思うのですな。

まあ、ケータイコンテンツに関わっている以上、左近治としては積極的に利用して貰った方がいいんですが(笑)、ただ私のショップで言えば低年齢層のお客様はおそらくほとんど居ないのではないかと思います。寧ろ、お子様を寄せ付けないコンテンツになっているかもしれない(笑)。有害情報ではないんですけど(笑)。

例えば初音ミク。

DAW環境有している人が挙って初音ミク持っているワケではないでしょうし、熱狂的な人達というのは一部の限られた層であるのも事実。中には初音ミクを嫌悪する人だっているでしょうし。

ネットを席巻するかのように、初音ミクは一部の方に受け入れられて、今までもボーカロイドはあったのに新たな「娯楽」が増えたワケですね。その人達は採算度外視、楽しさ満喫のパワーで作っている人達が殆どだと思うんですな。ヘタに一儲け企てようとすると概ね失敗するもので(笑)。

着メロや着うた制作というのも、実はこういう「楽しみ」が先にあって、嗜好性の追究と持続性があってナンボの世界だと思うワケです。

変に金銭面に欲かいてスケベ心剥き出しにしてしまうと返って失敗しかねないというのはそこであります。初音ミクにスケベ心剥き出しって意味じゃあないですよ(笑)。

対価のバランスとそれを好意的に楽しんでくれる人々は常に存在するワケで(初音ミクに限らず)、今までのコンテンツは「コンテンツ発掘とビジネス性」としての「欲」を剥き出しにするがあまり、コンテンツはおろか端末周りの成長が鈍ったのが現実ではないでしょうか。今やケータイコンテンツだけには収まらず多くのコトに当てはまるのが哀しい現実ですが。

初音ミクを信奉する層を穿った目で見る人も居るでしょう。私自身手を出しにくいのは正直なところではあるんですが、初音ミクが話題になったムーブメントは非常に多くのヒントがあったのではないかと思います。だからこそ過去にも初音ミクには好意的に捉えていた左近治なんですけどね。

そういう意味でiPhoneが齎してくれる次なるステージが気になるワケですよ。忍び寄る軍靴の軍人を狂喜乱舞させてタップダンスのひとつでも踊らせてみろ、と。初音ミクを例に挙げれば、そこで初音ミクがタップダンスするだけで彩られ(一部の方に)、楽しむ人をより多く発掘できるだろ、と。

初音ミクの「ヒント」というのは、そういうコトなんですな。iPhoneを、または初音ミクに否定的に嫌悪感さらけだしてテンパってるのは、おマンマ食い上げになっちまう方々だという表れでもあるのでしょう。ただ、iPhoneの場合はより多くの可能性を秘めておりますけどね。

WindowsユーザがMacを手にする。そういう方々がMacのUIとして装備されていない機能を欲する、そういう声がMacに新たなUIが装備されるかもしれない(Apple流儀になるとしても)。

異なる潮流が合流しても水は流れる先を知る。三日月湖形成したらそこで干上がるのがオチ。そーゆーこってすな。
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骨休みに聴きたいリファレンス曲(ニーヴ・サウンド編) [制作裏舞台]

時間の空きを見計らいながらKYLYNの「Sonic Boom」のテーマ部を制作しております。イントロが好評ならリリースする予定じゃなかったのかよ!?とツッコミ入れられてもやむなしなんですが(笑)、一応ほんの少し手ェ付けておかないと後々作業に追われるのも面倒なのでとりあえず着手しておこうかな、と。

なにせ手を付けたはイイものの、そのまま頓挫してお蔵入りするクセが只でさえ多発している左近治。とりあえずやれる時にはやっておこうかな、と。

家でそれほどやることが無い時の息抜きとでもいいますか、最近じゃあトシ取りすぎて運動不足。臀部の横っちょの筋肉が落ちてきていることに気付いて、録画しておいた番組見ながらエクササイズ。あんまりカラダ痛めつけると動けなくなりかねないので(笑)、ほどほどにこなしながらヒマな時間を活用しつつDAWにも勤しむ、と。

先日はYMOの「体操」をリリースしてあらためて気付いたんですが、体操だけでもトシ取るとカラダは心地良いモノなんだなあと実感する自分のトシが情けねぇのでありまして(笑)、子供の頃はあまりの退屈さに友人のトレパンやパンツずり下ろしたりして、全校生徒2000人ほど居る目の前で先生からビンタ食らうのが日常だった頃が懐かしい。今じゃゲンコツ程度ですら「やれ体罰」だの慰謝料すら要求されかねない世の中(笑)。やっぱりまともに体は動かさないといけませんな。

息抜きがてらに録画していた番組を観ていたワケですが、ついこないだはミュージック・ステーションで亀田誠司が出るという宣伝を見ていたので久しぶりにこの番組を観ることに(笑)。

テレビ朝日はニッチな嗜好があるので結構好きなのですが、ミュージック・ステーションはなぜか私の生活には定着しないのであります(笑)。正直言って、ハルカリのギリギリ・サーフライダーで出演時以来ではなかろうかと(笑)。当時はハルカリの着メロ作ったりした左近治ですからね。あの二人は今いずこ!?

まあ、そういう時間の傍ら、自分の作る曲ばかりじゃなくてたまにはリファレンス要素のある楽曲でも聴こうかとオーディオ機器に手を差し伸べ聴いた曲というのが・・・

「Making Love To You」/グローヴァー・ワシントンJr

アルバム「Come Morning」に収録されている曲ですね。何がリファレンスなのかというと、いわゆる「ニーヴ」っぽい音を聴くためのリファレンス。

別に今どきニーヴ系など非常にポピュラーなのだから、リファレンスと呼ぶにはチト大袈裟じゃないかと思われるかもしれませんが、テンポがミディアム・スロー系というのはアンサンブルやらが聴き取りやすい(聞き逃しにくい)ことに加え、ミックス加減が絶妙で、音も各パートが欲張ることなく「聴かせる」プレイに徹している曲というと自ずと少なくなってしまうので、手っ取り早いのがこの曲だったんですな。

エンジニアは、これまた有名なリチャード・アルダーソン。左近治にとってはダグ・エプスタイン、リチャード・アルダーソン、ロジャー・ニコルス、エリオット・シャイナーが四天王(笑)。

本アルバムがニーヴのコンソール使っているかどうかは定かじゃないですよ(笑)。ただ、音はやはり「それっぽさ」を感じる質感です。

いわゆるニーヴ・サウンドを得るには今やかなり人気で、それをシミュレートしたものは数多くハードやソフト問わずして市場を席巻しておりますが、着うたにおいていかにもニーヴ・サウンドを得ようとは思ってはおりません(笑)。キャラクターを立たせないような感じでしか使っておりません。その理由は「弾きたくなるから」(笑)。

別に打ち込みだって何らかの鍵盤楽器やらパッド類は弾いているんですが、ベースそのものを録音したくなる、或いはドラム叩きたくなる、生演奏を録りたくなる、という欲求に駆られるという意味でして、ソフト・サンプラーなどでどんなに手前が用意した生演奏よりも良い音であっても「弾きたくなる」という理由から、ついつい回避してしまうんですな。

ココのところ打ち込んでいた「Sonic Boom」のテーマ部。この曲の一番最初のドラム・フィルから入ってくる音を耳コピすると結構ハムノイズが乗っているんだということをあらためて認識させられます。

ただ、左近治の所有するCDは古いモノなので(28CY―2367)、現在リリースされているCDはもしかすると処理を施しているかもしれませんけどね。

まあ、そういうハムノイズが普通にありふれていた時代に少々飽和感やらエキスパンドされたようなダイナミクスを付加させようとすればそれこそノイズがやたらと目立つようになるワケですが、そういう時代においてもノイズは極力排除して音圧感を得るという、それでいてコシのある輪郭がさらに増すという、空気感すらも自然に向上するようなニーヴ・サウンドをアナログの時代で演出するという良さが感じられるワケでして、DAWの時代ではそんなノイズとはほぼ無縁な時代で手軽にそれっぽさを出すのはおこがましいと言いましょうか(笑)。スーパーなアナログ環境や非常に質の高いマイクで録音してこそ、真のニーヴ・サウンドではないかと思っている左近治であるからこそ着うたでは試さない、と(笑)。なにせ打ち込みではケーブルの質感による違いとか、生演奏によるランダム要素の高い、その中での表現力の統率という点が欠けるワケでして、だからこそ「本能的に」避けるのかもしれません(笑)。一度生ソースにおいてニーヴ・サウンドを得れば私の言いたいこと伝わると思うんですが。

この曲のガッドの音とマーカス・ミラーの音にはついつい耳が持って行かれるのでありまして、指弾きベース・オンリーのマーカスとしては珍しく(失礼)、指弾きだけで聴かせる数少ない(これまた失礼)名曲のひとつではないかと思っております。

エレキギター/ベースにおいて、エフェクト類などの環境を変えなくとも歴然とした音の質感の違いを受容できる時というのはケーブルを変えた時などが挙げられると思うのですが(必ずしもケーブル変えた音のキャラクターの違いを受け入れられるワケではない)、普通にシールドにカナレ使ってもごく普通なワケですが、モンスターケーブルにするとコシが加わって太くなってハイの抜けも上がります。

その音質差はどうあれ、「音の損失ってこれだけあるものなんだな」ということを認識させられるワケですね。それほどの違いがあるワケで、アナログ部分のちょっとした変化というのはケーブル1本だけでも大きく変わりますが、ニーヴの音というのは通しただけでもそういう音の違いが明確に判るという、普段の基準を変える必要性も出てくるものの、多くは受け入れられやすい音の質感の向上の部類と言えるでしょう。

ベース用のモンスターケーブルを試しにリッケンバッカー(ギター)に使ってみたら、あまりに「ゴッキーン!」と鳴ってビックリしたコトもありました(笑)。細くて軽い、枯れた感じのあの音が(笑)。


マーカス・ミラーのフィンガープレイで私が好きなのは「Let It Flow」。あちらは弦高低いセッティングが手に取るように判るので独特の僅かなビビリ音がこれまたイイんですが、それゆえ離弦のタイミングが実によく判る名曲でもあるんですな。

とりあえずハナシを「Making Love To You」の方に戻しまして、この曲はアンプMixの音も入っているようです。弦高も若干高いのではないかと思うほど、アルバムとしては前作の名盤「ワインライト」のそれとはガラリと違うワケですね。マーカス君に限ったことではなく。

このアルバム「Come Morning」は全体的に陰鬱でスローテンポな曲が多いので、ミックスの質感や各楽器のアンサンブルを捕らえるには非常にイイ材料で、ミックス加減聴くだけでも価値があります(笑)。まあ、前作と比べたらアルバムリリースは雲泥の差があるかもしれませんけどね(笑)。

どっかの雑誌でリチャード・アルダーソン読みたいモノですな(笑)。
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マットなスネア・サウンドを求めて [制作裏舞台]

いわゆる「マット」と形容するスネア・サウンドとは、パスっと鳴ってタイトな音。それでいてスナッピーの鳴りは殺さずに、活かしたい所はトコトン追求して、切りたい所はトコトン消す、と。

SCコンプで極端にパッツンパッツンにするもよし(概ねリミッターとしての使い方)、方法はいくらでもあるんですが、一例として挙げてみたのでそちらも参考にしてみてください。

この手の音は、

・ SCゲートで切る!
・ コンプで潰す!
・ EQ弄りまくる!

とまあ、こんな感じですが、そもそもドラム類の音というのがスネアに限らず結構大胆なイコライジングを施したりするものであります。

最近は様々なドラム音源が人気ですが、それらの多くは予め作られた音が多くて、もちろんトリート程度で済ませる作業も「作られた音」ではあるものの、あるキャラクターを速やかに作れない人を嘲笑うかのように、元のドラム自体にそれほど大きな変化はないのに、音作りの妙味はベールに包んだままで、キャラクターのバリエーションを多く揃えてあたかも潤沢なサンプルを用意したと言わんばかりの製品が多いのも事実です。

で、マットな音を作ろうとする場合、残る帯域、すなわち「活かされた」音の部分というのは、概ねオーバーシュートのような大胆なイコライジングのカーブによって保たれているため、その辺りをヘタに弄ると少々耳障りな位相の乱れというか音質変化が起こりやすいものです。マットな音に限らず、ドラムは特に出現しやすいモノなんですが。

そういう耳障りな音を形容すると「ヒュヨヒュヨ」「シュワシュワ」「ピキュンピキュン」(笑)。あまりにヒドイ形容に自分でも書いてて恥ずかしくなるような表現なんですが、まあ概ね高域に現れやすいんですな。

なぜそういう音が現れてしまうのかというと、複合的な要因が絡んでいたりするもので、大別すると以下のようになるのではないかと。

● ダイナミクス系プラグイン(ゲートやコンプやら)のパラメータ設定の甘さ(リリースタイムやスレッショルド、SCのトリガーに用いている帯域)
● 収音時のマイクの物理的な筐体が齎す回折(この場合、マイク周りの空気の乱れによる干渉)による音を、マイクそのものが忠実に拾っていて、通常ならマスキングされているである音に対して積極的にイコライジングを施してしまったため、干渉成分を際立たせ、その後のEQカーブの特性のキワ部分やら、回折で生じた音の干渉(ゆらぎのようなもの)が波打つように顕著に現れてしまう
● 極端なイコライジングによる位相の乱れ


大体これらが要因となって耳障りな音として現れるのではないかと思います。

蛇腹状のホースをグルグル回してヒュンヒュン音を鳴らすオモチャありますよね。回折の最たる現象でもあるんですが、マイクの近接効果で得られる飽和感とは違って、マイクそのものの周波数特性とわずかに変化する空気の動きを忠実に捕えてしまったために起こる干渉。それが後段のEQやコンプ類の設定でより際立たせたりするのでありますな。

これらに気を付けないとマットなサウンドがどーのこーの言う前にドラム類の音というのは難しいものがあります。しかもドラムの場合単発系の音ならこの手の干渉した音は判りにくいものですが、速いパッセージの時に顕著に現れるワケです。

速いフレーズとなると概ね40ミリ秒以内の世界に集約されるでしょうから、コンプ類の設定はこの辺りにも注意を払う必要があるワケですな。場合によっては生ドラムの場合だと複数のマイクのカブリやらごくわずかな位相角の違いから生じる干渉がドラム音源のそれよりも顕著に現れやすいものであります。

市場にリリースされている有名な曲でも、そのような干渉を生じている音なんていうのは結構多くて、エフェクティブな音として許容していると思われる音も結構あります。速いパッセージでなくとも現れていたりとか。

昨年のサンレコでスティーリー・ダン来日時のスネアに用いられていた、当時非売品のEarthworksの白い歯医者さんのツールのようなマイクというのは、回折を極力排除するためでもあるのでしょうが、マイクというのは非常に興味深いものであるんですな。そうしないとドラムは録音できないですからね。エレドラやらトリガーオンリーのドラマーも少ないでしょうし(笑)。

私の現在の舞台裏を述べると、以前MIDIデータで作っていたKYLYNの「Sonic Boom」。これを着うた用に作ってみようと思って作ってみたんですが、これには狙いというかある意味挑戦したい部分があって、それは着うたというのは機種やメーカーの規定にもよりますが、概ねiTunesの標準的なビットレートよりも低いビットレートが殆どなのです(iTunesの標準ビットレートと同じビットレートも実際には左近治のリリースしてきた楽曲の一部にはあります)。

そういう圧縮率の高い低ビットレートというのは、先ほどの音の干渉の要因に加えて、さらにそれを際立たせてしまう音質変化が起こることが非常に多いのであります。場合によってはコーラスをかけたエフェクト音の高域成分が緩やかなLFOのそれとはうって変わってカクカクした動きになったりするのはまだイイ方(笑)。シュワシュワ感やらが非常に多く際立つことが多いのです。

勿論それを出来るだけ回避できる方法もありますし、ビットレートによるアルゴリズムの「クセ」というのも把握しているので、ある程度は回避できるんですが、それでも制作時の24ビット96kHzと比較したら音の違いはやはり歴然としています(笑)。24ビット96kHz制作時から先述のような要因で音を耳障りにしていては言語道断ですけどね(笑)。低ビットレートの着うたなら更に助長するでありましょう(笑)。

まあ、先の「Sonic Boom」の出だしのドラムのフィルはそういう低ビットレートに対してどういう音質変化が起こるのか、という挑戦なんですな(笑)。お試し程度に「Sonic Boom」のさわりはいずれリリースすると思います。好評ならメインテーマ部はおろか、益田幹夫のローズソロや渡辺香津美のギターソロ辺りまでは一応リリースを考えてはいます(笑)。


とりあえず、マットな音の作り方みたいなコトを述べてみようかと思いまして、今回はエフェクトセッティングと視聴用のデモを用意しました(笑)。

まずはLogicをお持ちの方に用意してもらいたいのはEXS24の中から「Studio Tight」のスネアの音。ちなみに左近治の制作環境は24ビット96kHzで作っているので、48kや44.1kのサンプルレートだとまるっきり違う音(だいたいコモリ気味か、エイリアスノイズが付加されるか、低音が増強されてしまう)になるので、その辺りは御容赦を。

ではまず、曲の方から。



単発系で2発ずつスネアを鳴らしていますが、これらはマットサウンドの極端な例としての2種類のバリエーション。音は殺すだけ殺しています(笑)。その後クロスフェードで、マーチング系のダブルストロークで入ってきますね。

同じフレーズがもう一度続くところが、Studio Tightのスネアのデフォルトの音です。MIDIデータそのものは同一ですが、左近治が打ち込んだデータというのはデフォルトではないエディット側の音をモニターしながら作っています。

このロール部に用いた音のセッティングは以下の通り。左→右という接続順で試していただけたらな、と思います。

Matt_Snare.jpg

右から2つ目のEQで更にプレゼンス付加させたのは、その前段でも弄ってはいるものの不足しているかと思って足したモノです(笑)。こういうことする時はホントはリニアフェイズEQの方がイイと思いますし、3つのバンドを使っているものの、真ん中は全然使っていないのにOFFるの忘れてるし(笑)。

BLOCKFISHのゲートは、セルフトリガーによる音作りという点で最も判りやすいゲートのひとつであると思ったので使っています。普段の左近治はSonalksisかURSかMIOのDSPを使っていますが、汎用性が高いであろうBLOCKFISHを選択したのであります。非常にオイシイ所に手が届くプラグインで、フリーの割に非常に質が高いと思います。


今回のこのようなマーチングロールに合うような(マーチング系のそれはもっとデッドでハイピッチ)音の妙味は、弱音時のスナッピー感。やはりコレがキモでありましょう。スナッピーというのは広い帯域に及んだ「ノイジー」な音を付加させようとする意図と、それによって不協和な太鼓の鳴りを隠すという狙いがあるもので、キレイな音を得ようとしてもノイズを加えるというのはジレンマがあるワケですが(笑)、不均一なスナッピーというのも、後の出音で干渉成分を増やしてしまう一因にもなります。

カンカンにヘッドを張って、その自発的な張力によって不協和な太鼓の鳴りを消すという手もありますが、均一なチューニングをマスターしていない人がコレをやると、いずれネジ抜けなくなったり、フープ歪めたりするので、きちんとしたチューニングをマスターしてください(笑)。過去のブログでもチューニング方法どこかで書いたので、そちらも併せて読んでいただければな、と(笑)。
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DAWワールド [制作裏舞台]

左近治の周囲にはProToolsやらDigital Performerなど色んなDAW環境を有している人達がおります。他のDAWアプリケーションを挙げなかったのは、MIDI部分でソフト音源など殆ど使うことなく、それらの2つのソフトをMTRの代用として使っている人の比率が高いからです。

ソフトシンセやソフトサンプラーなど、一昔前に比べれば本物と遜色ない音が得られますが、やっぱり人間の演奏をそのまま録音したモノにはかなわないんですな(あまりにヘタだと別問題ですが)。

ハイエンド環境における比類なき音質のアナログ環境を兼ね揃えているのならまだしも、アナログを介在しなければならなかった時代と比較すれば、現在のようなシチュエーションにおいてプラグイン類を多数挿入してもノイズなど殆ど無縁。MIDIに頼る・頼らないというのは狭い世界でのボヤキであり、録音ソースに徹底的に編集を施せるのがやはりDAWアプリケーションの醍醐味だと思うんですな。

オートメーションのカーブを目まぐるしく変化させて描いても簡単に追従する。今やDAWアプリケーション筆頭株のLogic Proのオートメーションはメタイベント領域を使用しているので、MIDIコントロール・チェンジと同様128段階。もちろん各段階はアキュレートされるんで均されるわけで、ゴツゴツとした分解能の音にはならないわけですが、一部には7ビット長を超えるパラメータを備えたプラグインもあるので、例えばそれが256段階あるとしたら、強制的に128段階のパラメータにしか扱えないジレンマを感じることは多々あります。

特にReaktorはパラメータ幅の自由度は高いので、平気で7ビット長の可変幅を備えることができますが、それが均されてしまうのがイヤなのであります。ただ、それらよりも可変幅の大きいデータを独自のプロトコルで処理するようになれば処理が重くなるのは避けられないでしょうし、Logicに限らず、DAWアプリケーションの抱えるジレンマというのはMIDIに頼らざるを得ない部分があるのでなかなか脱却できない側面を備えているとも言えるかもしれません。SysExデータとなると、ハードをつなげば次のエクスクルーシヴ・データを受信するまで物理的な時間の間隔を最低でも●●秒必要とか制限がありますし、データ長を長くするにはどうすればイイのか、左近治には到底考えが及びません(笑)。

MIDIケーブル上を経由していなければ、MIDIとして扱っているデータの送受信もMIDIケーブル上のそれよりも速くやり取りしているでしょうから、従来のMIDIデータでも十分なのでは!?と思えることもあるものの、正確なパラメータ保存(トータルリコール)を行いたい場合、DAWアプリケーションのオートメーションの特性とやらを知っておく必要があると思います。

卓がまだアナログで、時は1971年。MTRだって8トラックくらいであったであろうそんな時代に、ドイツのグループ、ファウスト(Faust)が登場する、と。

事前にそんなことを知らせずにファウストを知らないDAW世代にFaustの1stアルバムでも聞かせたら、近年のエレクトロやらインダストリアル要素を採り入れたミクスチャー系に聴こえるかもしれません。音も素晴らしくイイですしね。よもや1971年に録音された音とは到底思えないほどの凄さ。スプライシング・テープで継ぎ接ぎされた音とは到底感じることなどできないでしょう。ピンク・フロイドの「Money」など遠くに及ばないほどの編集の凄味を感じます。

スティーリー・ダンの話をするなら、そんな頃から彼らは独自の音を追究していたワケで、先のウォルター・ベッカーの新アルバム「Circus Money」で各曲の寸評をした左近治でありましたが、あらためて申し上げたいのは、ベッカーがこういう音を嗜好するのは今に始まったコトではない、ということ。

おそらくや母親の胎内にすら存在しなかったであろう、今の若い世代の人達には、そういう古い世界での音楽からもあらためて痛感させられることは多いと思うんですな。ファウストなんてそうそう名前はポピュラーではないかもしれませんけどね。録音や楽曲の世界構築とは何ぞや!?ということを認識させてくれると思います。配信音楽、例えばiTunes StoreでFaustと検索すれば、片手のレントゲン写真のジャケットとかあるでしょう。それが1stアルバムなんで、知らない方は是非この機会に騙されたと思って聴いてみてください。1曲150円ですよ(笑)。当時母親の胎内にも存在しない、ある意味左近治がこうして汎精子のように語るのも悪くはないんですが(笑)、参考になれば幸いですな。

先のベッカーの寸評も、コードネームを挙げて書いているのがありますがそれら以外は「左近治の興味の示さない類」と思っては困ります(笑)。

ベッカー自身がおそらく「判りやすい」アプローチで、こんなに素晴らしい楽曲を12曲も用意したワケですから、比較的判りやすい曲の中で特徴が現れている曲に敢えてコードネームを付け加えて感想を述べたワケでありまして、他の曲にはもっと興味深い音は沢山ありますし、スティーリー・ダン・サウンドが好きな方々なら、そんな音を簡単にLet it goしないだろうな、という思いと、ベッカーを軽視してほしくないからこそ判りやすい曲で、こちらも判り易く解説を付け加えた、という思いからなんですね。

「11の心象」から教えてもらったことは沢山ありますからねー。リスペクトどころか足向けて寝られません(笑)。

思考が、オートメーションカーブの描画に均されて、埋没してしまわないようについつい注意喚起とでも言いましょうか(笑)。DAWでは音が埋没するように均されているわけではないのに、人間の思考というのは均されがちですからね。

良いものは見落とさないよう注意が必要ですな。
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Kクリ裏舞台 [制作裏舞台]

扨て、着信音用の音楽作って結構古参の部類に入る左近治。コンテンツ自体は結局はヒット物やTVコンテンツに勝るものなし!なのかなーと思うことしかり。「勝る」というのは人気度や作品の質ではなく、あくまでもダウンロードの物理的な量のことであって、必ずしも質が比例するワケではないとも思います。

訴求力という点ならゲーム音楽だって心惹きつけられるものだってあるでしょうが、ゲーム界の音楽の権利関係の扱いというのは、多くの権利を管理する会社のやり取りとは一風変わったところがあって、扱えないものも多く存在します。そういう権利関係をクリアして取り扱いがしやすい曲というのはやはり一般的な楽曲なんですな。

NOVAうさぎが流行った時も、左近治は片っ端から色んなバージョンを制作したんですが、この楽曲の当時の権利関係では特殊なものだったのでKクリではリリースできなかったのであります。メロっちゃさんではリリースされていたりしましたけどね(笑)。メロっちゃさんでリリースされていたものは左近治が手がけたモノではありません(苦笑)。

Kクリに応募したきっかけというのは、TVコンテンツに目を向ければすぐに作れるというか、元々90年代前半に海外サッカーなど見たさにアナログCSに手を出して、昔の懐かしいドラマを見ていたりしながらそれらのコンテンツをさわりをMIDIにしていたりした作業を活かせると思って応募したのがそもそもの始まり。私の応募時は作風は自由でしたけど、それにて作ったのが「まんがはじめて物語」のうつみ宮土理が唄う「不思議な旅」だったという(笑)。モグタンと言った方が判りやすいでしょうかね。

著作権利関係を探るのに出版社に問い合わせたり、アーティストの所属事務所に問い合わせたこともありました(笑)。

だいぶ前に、テレビ朝日系のニュース番組「ニュースステーション」の歴代音楽をリリースしてみようかなと計画していた時にですね、80年代中盤ごろのニュースステーションのオープニングを着手しようとした時に権利関係を探っていて打診をしていたんですが、著作者である前田憲男先生ご本人からわざわざメールを頂いたこともあったりして、Kクリの運営サイドの方も驚かれていたことがありました(笑)。

着メロという当時の新たな文化への取り組みとか、ネットを通じたコミュニケーションそれら全てのポジティヴな部分をさらに前向きに理解をしていただいたからこそ、思いもよらないシチュエーションに出くわしたことは多いものです。その後前田先生と楽譜の所在の有無等連絡を取り合ったことがあったのですが、取り扱う作品があまりにも多いためか原盤こそがスケッチ代わりのような制作裏舞台などを知ることができつつも、放送では使用されていない「未知」の旋律を、左近治はおろか御本人も知らないということで、制作が頓挫してしまうこともあり、結果的にニュースステーション関連の企画も左近治が止めてしまったこともありました。前田先生の折角の良心を台無しにしてしまうことにもなるんですが、あらためて前田先生の当時のお心遣いには感謝いたします。

とまあ、今や着うたのみ作っている左近治でありますが、長いことやっているとこういう思いもよらない制作現場でしか知ることのできない側面に出会うことは色々あったモンであります。

ところがその後もネットが隆盛を極めるとともにネットの活用度が過剰になってくると、ネットで氾濫する情報の多くはネガティヴな側面は増して、広告費稼ぎの不必要とも思える情報氾濫、またはスパイウェアやらの多くのネガティヴな部分が増していって、ポジティヴに捉えられていいはずの行動がネット上でのやり取りでは胡散臭く&軽々しく印象付けられてしまうようなシチュエーションも増加することに。ネットのネガティヴな部分が浸透してしまって穿った見方をされるシチュエーションも増えてきたんですね。安直なメールの問い合わせ自体が迎合されない、という状況をも増やしてしまったといいますか。情報セキュリティ面においてもそれは当然の結果なんでしょうけれどね。

ポジティヴな側面の代表的な例をいくつか挙げると、お酒シリーズを企画した時の、「千福一杯いかがです♪」というくだりが有名な「グラスをのぞくフラミンゴ」を作っている時には、楽譜まで提供していただいたこともあります(笑)。

これは、当時の古いCMを左近治は記憶でしか残っておらず、CMも西日本では流れていたようなんですが、こちらでは困難。というわけで楽譜を提供していただいたりしたこともありました。

あとは2002年W杯の出場国の国歌を作ろうと企画した時に(実際には左近治のショップではリリースしておりません)、英国大使館から書簡にて御返答いただいたり、スロバキア大使館からも快く対応していただいたこともありました(笑)。

直後、多くの競合着メロサービスから同様の企画や、CDが発売されたりしたことで「こりゃ、私が作る意味なくなったな」と思い頓挫することに(笑)。

ポジティヴな側面というのはやはり21世紀初頭に多かったんですね。サービスが低下したとか、そういうことではなく、ネットを早期に導入していて限られた所の間で密な連携が取れていたのが、多くの人にネットが普及して連絡手段が安直になってしまったことで、担当部署の方々はそれらの対応に手一杯になってしまう事態に直面することで、企業はそういう声の振り分けをより厳格化する必要性があったのだとも思います。セキュリティ面も然り。そういうことで煽りを食ってしまったポジティヴなシチュエーションって意外にも多く存在すると思います。

「着メロ」文化というのは、着うたでブチ壊されたと言っても過言ではないでしょう(笑)。歯医者さんが会計時にガム渡すようなモンで(笑)、レコード会社サイドが制作会社に依頼したり、着うたをリリースして原盤切り売りで儲けようとした辺りですね。そのやり方に風穴を開けたのがiTunes Music Store。

これにて音楽の本質的な魅力は回復するも、CD売れない、プロモ減少、ケータイ依存組もMDを捨てiPodへと流れ、着メロ黎明期にあるようないつでもどこでも着信音がけたたましくなるようなシーンなんて今では電車の中思い浮かべても非常に少ないワケです。効果音すら鳴るのですら少ないワケで、効果音で十分なのかもしれない。ワンセグやメール、或いはiPod動画片手に着信音ではなく、耳ふさがっているから動的なコンテンツが好まれる。

そこで出てきたのが新たなUIの可能性を提示したWiiとiPhoneやiPod touchの出現。

それでも着信音は生き残る。

なぜかって?

通話料が定額化したりIP携帯化する時こそ、電話としての本来のスタンスを回帰しながら多くの機能を盛り込んで操作性が向上するだろうから。

この融合が始まらない限りは、視覚的なものか、とことんニッチなコンテンツじゃないと磐石な地盤には到達しないと左近治は思っております。ある意味ではシンプルな可能性を秘めていて、国内での3G iPhoneがリリースされて、放送各社が連携取ってワンセグ放送のネットストリーミング化と、番組コンテンツを格安でiTunes Storeで販売できるようになる時代が到来して、ようやく着信音は本来のスタンスを取り戻せるのだと思いますよ。

放送メディアがドラマのスピンオフやらで探りを入れるのも、動画コンテンツ販売の布石なのかもしれませんしね。

データ放送にホームページよりも勝るような情報があるわけではないし、リアルタイムにBGMの曲が判るわけでもない。うまく連携させればそうやって得た情報の曲を配信して売ることだって可能なはずですが、そこまでには至っていない。テレビコンテンツの音楽の情報である程度情報量があるのはフジテレビですが、それだってインタラクティブには程遠い。アフィリエイトを公然とやっているようなものに等しい。

だからこそiPhoneや次なるiPod touchに風穴開けてもらわないと変革はないと思うばかりなんですな(笑)。ポジティヴな側面を取り戻すには、ね(笑)。

経済の世界にしたってリスクは嫌うものの、平衡をも嫌う、と。

土地開発なんてのは最たるもののひとつで、平衡であった場をかき乱して整備して、そこに潮流を生み出させようとする。潮流を無理強いしてでも作ろうとする層が、砂漠をオアシスに変えようとするのに等しく、株の世界なんかもそういうモンですな。

一旦、もうちっと違う場所で波立てないとダメなんでしょうな、たぶん。それが日本ではとってもコンサバティヴになってしまっているんですなあ。だから外資頼みになるんでしょうな。
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