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日野皓正の名曲に学ぶ [楽理]

 今回は日野皓正のアルバム『New York Times』収録の「Key Breeze」を分析し乍ら学ぶ事にしますが、この曲を取り上げる狙いというのは、平易なメロディーに対して高次な和音進行を附与したり、単純なモード想起では呼び込めない音脈を用いたアプローチなど、とても学ぶべき点が多いからであります。
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コード表記の体系 [楽理]

 和音表記と呼べば、その字義からはこれ以上の誤解を生じない物であります。ある特定のシーンにて読譜の現実に置き換えてみましょう。

 楽譜を初見で読む事を要求され、更にはインプロヴァイズを要求されるシーンならば、パート譜に於てはテーマ部やブリッジ部以外は小節数が判別できる長休符があれば事足りる訳であります。こうした時、アンサンブルの状況を即断できるならば、親しみの無い初見の音楽に対してもう少し熟慮された音脈を使う事が出来るかもしれない。その際充てられる表記としては事細かな音符や装飾記号などの類ではなく、伴奏を司る和声的「成分」であれば充分であるので、茲に、コード・サフィックス或いはコード・シンボルという記号が附与される事でインプロヴァイズには思考的な側面にて即断が可能となる峻別にも大きな助力となってくれる訳でありまして、特にジャズ/ポピュラー音楽界隈の音楽ではこうしてコード・サフィックスが整備されてきた訳であります。西洋音楽と世俗音楽界隈をも同じく俯瞰した時の呼称は、単に「コード・ネーム」として呼ばれて分類される事が多いと思います。


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トーナル・センターとフィナリス [楽理]

 楽理的な側面を学ぶに際して、殊にジャズ/ポピュラー音楽界隈に於ては概して「横文字」が付きものであり、その横文字に対応する日本語が無いとばかりに近視眼的な発想で断罪されてしまいがちです。日本国内に於ても西洋音楽を模倣して来た歴史は決して短くはないのであります。然し乍ら西洋の本流に比べれば非常に浅い歴史の中で、能くも茲迄体系を築き上げて来たと思わせるのは、先人の多大なる功績と努力と共に整備された叡智と体系に、後人が特段の労苦を伴わずして恩恵を蒙る事が出来るからであります。



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六度進行の典型例 [楽理]

 六度進行、つまりは先行和音から後続和音に進行する際に、長・短三度音程を上方/下方にある状態の事であり、六度進行というのはそれらの転回でもあり、それらを総称して六度進行という呼称に括られる訳であります。その際、長三度/短六度音程で表わされる状況は互いに複数の全音音程で捉える事が出来るので、「二全音/四全音」という風にして呼ばれる事もある訳です。



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投影法に見る長属九 [楽理]

 前回は投影法について端的に語った物ですが、ジェイコブ・コリアーの動画などを絡めて例示した事もあって比較的判り易かったのではないかと思います。その上で今回は「長属九」というドミナント7thコードに長九度が附与される和音についても語る訳ですが、その前に今一度投影法に伴う下方倍音列についても述べておきたい事があるので先ずはその辺りから語る事に。


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ワン・コード(一発系)の曲の構造を考える [楽理]

 今回はワン・コード系統に括られる音楽を語っていこうと思うのでありますが、一般的な音楽というのは機能和声という枠組みに於て音楽を形成する形式の体系や和音進行の形式を遵守しております。カデンツと呼ばれる和声体系はトニック、サブドミナント、ドミナントという3つのグループに分類されており、それらを経由する事で非常に自然な進行感を生じて楽曲を耳にする事ができるという訳です。


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ヴィクター・ベイリーのインプロヴァイジング [楽理]

 扨て今回は、オマー・ハキムのソロ・アルバム『Rhythm Deep』収録の「Constructive Criticism」という曲にて参加している故ヴィクター・ベイリーのソロ・アプローチについて語る事にします。
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アラン・ホールズワース逝去に伴う「Nevermore」前奏解説 [楽理]

 先日アラン・ホールズワースの訃報を受け、衷心より哀悼の意を表する上でも故人の稀有な演奏の楽理的側面の分析を語る事が重要なのではないかと思い、今回は投稿予定だった他の記事を等閑にしてでも斯様に解説する事となりました。楽曲分析はUKの1stアルバム収録「Nevermore」の前奏と、ホールズワースの特徴的なフレージングに富んだ楽曲本テーマ中盤のギター・ソロの抜萃を取り上げる事にします。


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三全音の暈滃 [楽理]

 ジャズ/ブルースの6度のシリーズ記事を経ての今回の記事は、ジャズ/ポピュラー音楽系統にてその後更に発展するコード体系にて生ずる「現実的」な発展という物をあらためて確認する為に、今回は記事タイトル通り「三全音の暈滃」とした訳です。勿論このタイトルから読み取れる意図というのは追々詳悉に語る事に。


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副和音を取り上げる事のねらい [楽理]

 扨て、前回は複数本のブログ記事に分けた6万7000字強となる物でしたが、長さをどうにか感じない様に書き手としては考慮したのですがどうでしたでしょうか。PDFとしてもアップしているのでアクセスの方はそちらの方も順調である為、読み手の方々がWebではなくPDFで読むという方面を許容されている表れと受け止め一先ずは安堵している所であります。


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