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エッティンゲンに見るDクレフ [楽理]

 唐突ですが、今回はエッティンゲンが用いた「Dクレフ」について語る事に。D-clef すなわちニ音記号とでも訳せば良いでしょうか。Arthur Joachim v. Oettingenに依る1905年の論文 'Das duale System der Harmonie in Annalen der Naturphilosophie' 4 - 126頁にて用いられるのでありますが、このDクレフが意図するのは、通常の五線譜がその第3線を中心に採る事で、上下に示される音高が視覚的に対称構造を容易に得られるのが利点とする物であります。嘗てTwitterにて呟いた事もあるのであらためてご参照いただければ幸いです。






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ミック・カーンの微分音演奏表記に伴う諸問題 [楽理]

 茲最近は書評に伴う微分音の話題もあった事に伴いまして、今回はJAPANのベーシスト、ミック・カーン(Mick Karn)の演奏例について語る事に。



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小方厚著『音律と音階の科学』新装版(講談社ブルーバックス)を読んで [楽理]

 音楽書関連の大半は隈なく目を通す私ですが意外にもこうした新書界隈は行き届かない物です。否、この経験があったからこそ今では新書界隈にも目を光らせる様に心掛ける様になったのは小方厚著『音律と音階の科学』の存在があったからこそとも言えるのでありまして、今回〈新装版〉が刊行される事を知ったのもSYZYGYSの冷水ひとみさんがTwitterにて紹介ツイートをしておられた事できっかけとなったのでありました。
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金曜★ロンドンハーツと欽ちゃんの仮装大賞にみる微分音《音効》考察 [楽理]

 今回は話題を変えて《音効》という方面の話題を語る事に。「音効」=SE というのは映画・映像放送・演劇などの界隈では能く用いられる言葉で、「音響効果」という仕事を示す事でありますが、辞書に載る様な語句としてまでは瀰漫してはいないのではないかと思います。ハリウッドでもこうした音効の仕事は専門業として存在しますし、元を辿ればトーキー音楽、歌劇に遡る事が出来るのではないかと思います。


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ディミニッシュト・メジャー7thが見せて呉れるクロマティシズムの脈 [楽理]

 扨て、前回はディミニッシュト・メジャー7thから類推するオルタード・ドミナント7thコードを「多義的」に解釈した上で、多くの音脈の可能性を呼び込むという例を提示したのでありますが、ドミナント7thコードを「多義的」に解釈するというのは抑もどういう意味があるのか!? という側面を語る事にしましょう。


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The Section 2ndアルバム収録「A Kind of Albatross」(クレイグ・ダーギー作)について [楽理]

 今回は、セクションの2ndアルバム収録のクレイグ・ダーギー作「A Kind of Albatross」について語る事に。私が今回制作したYouTubeにアップしている譜例動画はアンサンブルを変えたり尺を縮めたりしておりますが、大枠のハーモニーについては変えておりません。私の勝手な臆断に依ってコード付けしている訳ではないのでその辺りを念頭に置いていただけると助かります。
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サントリー・オールドCM「人間みな兄弟」にみるブルー五度 [楽理]

Cyrus Mosley


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 ブルースを語るに際し、先のブログ記事にも取り上げた「♭Ⅵ7」という部分転調を意味するドミナント7thコードを語った訳でもありますが、今回はあらためて老若男女広く人口に膾炙していると思われる曲を挙げたくなり、唐突乍らもYouTubeの方にてサントリー・オールドのCMで有名な「人間みな兄弟」を取り上げてみたのであります。




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短調が齎した多義的な音楽観に伴うドミナント機能の暈滃 [楽理]

 前回は上屬音と下属音という事も語った事もあり、この機会に「ドミナント」とやらを今一度詳らかに語る事にします。私のブログをお読みいただければ既にお判りいただいているかと思いますが、「ドミナント(D)→トニック(T)」という所謂ドミナント・モーションに於ける不協和音→協和音への「解決」という進行感というそれを、私は能く「卑近」と表現しております。この表現には別段悪意はありません。調性感としての予見が甚だ楽な見通しとなる音楽的状況が、それこそ映画のラストシーンを冒頭から予見可能である様な物が音楽で表現されるとしたら、私にとってそれは苦痛でしかありません。


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セクションの楽曲に非凡な例を学ぶ──Same Old Same Old── [楽理]

「セクション」とはThe Sectionというジェイムス・テイラーのバックバンドを務めるメンバー等が結成したバンドであり、通常は不定冠詞を省いて「セクション」という風に界隈では称される、クロスオーバーの先駆けとも言えるバンドであります。ビートルズやイーグルスやシカゴとかも「ザ」や「ジ」など冠される事は非常に少ない事かと思います。今回「セクション」が意味するのはバンド名の事なのでありまして、彼等の1stアルバムに収録される「Same Old Same Old」の非凡な側面を語っていこうかと思います。
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ウェイン・ショーターの音楽観を見抜く [楽理]

 2018年最初のブログ記事となる今回は、ウェイン・ショーターの楽曲「Shere Khan, The Tiger」の冒頭部分を詳らかに語る事に。
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